「接触事故を起こしてしまった!」が一転、「自分がぶつけられたのか・・・」になったお話
お久しぶりです 店主のぼんずです。
昨日の話ですが、契約者Mさん(以下 M)から電話がありました。
「タクシーに車を当ててしまったらしい」
現場はオフィスビルが並ぶ商業エリア、Mは片側2車線で相手タクシーは1車線の道路で信号のない交差点。
Mが交差点を直進しようと走っていると、相手のタクシーは右の道路から右折しようとセンターライン付近まで出てきて待機中。
Mは交差点の50m程手前で相手の車を認識し、タクシーの前を通り過ぎた直後 ゴリゴリ!という音と振動を感じ取り、すぐに右のドアミラーを見てみるとタクシーが異常接近していた。
接触事故だ・・・と思い路肩に車を止めると、相手のタクシーが付いてきてMの後ろに停車後、運転手が出てきて開口一発。
「うちのタクシーに当てたでしょ」
Mは接触した事実が先行してしまい、とっさに「すみません」と言ってしまった。後で判明するが、この一言がまずかった。
警察に通報し、現場に来た警察官から状況を聴取され、「後はお互いの保険会社同士で話をしてください」と締めの名台詞を残して立ち去る警察官の対応はいつも同じ。
当然、相手は「ぶつけられた」で、Mは「ぶつけてしまった」と思っているから、Mの過失が100%で話は進んでいく。
私に一報が入ったのは相手も警察も帰った後で、電話での内容は前記の通り「タクシーにぶつけてしまった。私が全面的に悪い事故です」でした。
これは仕方ないなぁ~と思いつつ、事故状況を聞くためにお会いすることになったのですが、Mの車には私が勧めたドライブレコーダーが付いている事を思い出した。
2年程前に私が「ドライブレコーダーはいいですよ。何かあったら自分を守ってくれます」と言った事を感心したのかすぐに購入したのでした。
事故から2時間後にお会いし、事故状況を聞いたあとにドライブレコーダーの映像を見せてもらったのだが、相手のタクシーがぶつかってきているとしか思えない映像が記録されている。
何度も何度も繰り返し映像を見て、考え得る状況を判断した結果 「う~ん これは相手が悪いね」と言うと、Mは???な顔をしている。
自らぶつかっていった記憶は一切無く、相手タクシーも警察も「Mからぶつかっていった事故」で決定していたので不思議に思っても仕方がない。
納得できない私は、早速、相手のタクシー会社に電話で「ドライブレコーダーの映像を見た私の見解ではどうも立場が正反対の事故だから、もう一度検討して欲しい」と伝えたら、「そちら(M)が一方的にぶつかってきた事故ですよね」と相手からすれば当然の回答をしたのですが何とか食い下がり、本日 映像を見て検証する事になった。
本日、そのタクシー会社に出向き自分が下した事故原因を説明し、持参したパソコンを使って当事者の運転手と運行管理者に映像を見せていると、だんだん無言になる運行管理者。そして、渋い顔になっていく運転手。
しばらくして社長が同席し、同じ映像を見てもらうと呆れた顔になっていく社長さん。
その結果・・・
相手の社長と運行管理者から
「停車していたタクシーですが、映像を見る限りMさんが通過する直前に前進してしまい接触したようですね」という回答を得た。
理解してくれたから良かった・・・と思いつつ、交差点内でこちらの運転手(M)にも注意義務がある状況なので、Mの過失が20%、タクシーの過失が80%で解決しませんか?と相手のメンツを潰さない内容で打診すると即決で示談となりました。
書類は後日取り交わすことになり、タクシー会社を後にして結果を伝えるべくMに電話をすると、過失100%が20%になった事に驚いた様子。
自分が事故原因を作ったと思っていたのだから驚くよね。私は同然の結果だから驚かないけど(笑)
今回の事故はドライブレコーダーが無ければ何も立証できずに終わり、相手の修理代100%と休業損害を払う羽目になっていました。
今回ほどドライブレコーダー様々と感じたことはありません。
みなさんも是非 取り付けましょう。どこぞの神社の御守りよりよっぽど自分を守ってくれますよ。

